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うさぎ専門店pet's-club うさぎの神経症状
  うさぎの神経症状




中耳炎やエンセファリトゾーンによる症状とは



*脊椎損傷やその他の病気でも神経症状が起こる事があります。

症状を早期発見しても、真の原因の確定診断が難しいことから、抗生物質と駆虫薬、消炎剤(ステロイド)を処方してもらって治療するケースがあるようです。
通常の病気の場合、原因にあった治療をするのが普通ですが、神経症状の場合は確定診断を待つよりも、可能性のある薬を飲ませる方が、圧倒的に良い結果が出ているので、諸説あるようですが、時には「治ればいい!」という気持ちで薬に頼るべきだと個人的に思います。
 ペッツクラブのうさぎは、血統的な体質もあるのかもしれませんが、抗生剤と消炎剤で回復する子が圧倒的に多いため、今ではその2つを処方していただいて解決しています。中には駆虫薬を飲むことで回復する子達もいるので、うさぎに精通した経験豊富な獣医師に診察を受けることが一番だと思います。 また、発症から1時間でも早く投薬を開始するか否かが、その後の後遺症や回復に大きな影響を与えています。
おかしいな?と思ったら、すぐに病院へ行きましょう


斜傾とは?

首を左右どちらかに傾けたままの状態になること。首をかしげた状態。

眼球振盪(がんきゅうしんとう)・・・眼振とは?
眼球が無意識に動いてしまう状態。
時計の振子のように眼球が動く場合や、左右どちらかにゆっくりと眼球が流れきると中心に戻るなど、様々な動きがあります。

誘発眼振
コミュニケーション時の抱っこや、爪切りでのひっくり返し抱っこの時だけ眼振が起こるケースもあります。
何かしらの神経障害が起きているものの、日常生活には全く支障がないような場合は様子を見守る場合があるようです。
このような症状が現れている場合は、出来るだけ引き金になる行動をさけて生活を送る事が望ましいです。

ローリングとは
斜傾と同時、または斜傾の進行症状として現れる場合が多く、頭や体の傾いている方向に無意識に回る行動をとってしまう事。
ケージを同じ方向に円を描いてあるき、そのまま倒れてしまったり、よろけてしまうこともあるため、眼球を傷めないよう二次災害を
予防する事も大切です。


今までに出会った様々な初期症状

ある日突然ひどい眼振やローリングを起こすと言われていますが、1週間から10日前から不思議な行動が見られる事があります。
あいまいな行動をとっている時には病院でも「神経症状」とは診断してもらえませんが、早期発見の役に立てばと思います。

・怪我や爪が折れるなど、体には異常がないのに、片足だけ持ち上げて小刻みに震えている
・チック症と呼ばれるような、右に3回首を傾けたと思ったらもとに戻るというような行動を繰り返す
・体全体、又は頭をゆっくり左右どちらかに傾けたと思ったら何事もなかったように普通に行動する。(赤目のうさぎさんを除く)
・サークルで楽しそうに遊んでいたと思ったら突然行動がストップして、数十秒微動だにせず、突然現実に戻った感じで行動を再開する

など、心と体が一致しない行動を「サイン」として送ってくれている場合があります。

エンセファリトゾーン(微胞子虫症)の原因と対策

うさぎさんのほとんどが、エンセファリトゾーン(EZ症)のキャリアと言われています。一生キャリアのままで過ごす場合が多い中、ストレスや体調不良、大きな衝撃の音や落下などをきっかけに発症してしまう可能性があるようです。
また、多頭飼育の場合、発症中はうさぎの尿中からの感染力が高いと言われているため、感染予防も必要です。

根本原因はどうすることもできませんが、下記のような対策があります。

①四季に合わせた温湿度管理
②騒音や異臭のない生活
③正しい保定(だっこ)をマスターして、余計なストレスを防ぎ、落下事故を防ぐ
④発情を高めるような触れ合いをしない
 ・マウンティングをさせる
 ・タオルを追いかけさせたりする
 ・その他、発情を高めるような刺激をしないようにする
⑤発情が強すぎる場合、避妊、去勢手術を検討する
⑥日々の体調管理をしっかりする
⑦運動(遊び)の時間を大切にし、閉じ込めっぱなしにしない
⑧甘えんぼの性格のうさぎさんの場合、ほったらかしにしないで、かまってあげる
⑨神経質なうさぎさんの場合、コミュニケーションを無理強いしない

中耳炎の原因と対策
ウイルスや真菌などによる細菌感染が原因で中耳炎になる事が多く、パスツレラ菌感染が代表的と言われています。
パスツレラ菌も多くのうさぎが保菌していると言われており、体調の悪化や免疫の低下によって、くしゃみ、鼻水などの症状から中耳にまで感染が広がる事があるそうです。予防としては、早期発見、早期治療が必要で、くしゃみ、鼻水として症状が現れるスナッフルと呼ばれる症状が見られたらすぐに動物病院で治療を受けることや、多頭飼育の場合、治療中のうさぎさんを触った手指爪の中などの除菌など、感染予防も大切です。
中耳炎は肉眼では確認できないため、半年に1度くらいのペースで動物病院で健康診断を受け、中耳炎の早期発見を心掛けることがベストです。


 
 

発症直後
異変に気が付いたら、すぐに病院へ行き、早急に投薬を開始する。

症状が落ち着くまでの環境
斜傾、眼振、ローリング、いずれかの症状が出ている場合は、狭くて暗い環境を準備し、倒れても怪我をしないように見守ります。
【準備するもの】
①底網式のキャリーケース
②園芸用の底網ネット
③タイラップ(結束バンド)
④介護用エサ入れ

狭くてかわいそうに思うかもしれませんが、眼振が起きている時はめまいがする場合もあり、明るい環境だとますますパニックになります。
出来るだけ暗い環境にし、下の画像のように、バランスを崩して倒れても怪我をしないように、バスタオルで囲ってあげます。
お薬が効いてきて、症状が落ち着くまで、キャリーでの生活を中心に、様子を見ながら環境を広くしていきます。
発作的なローリングや眼振が落ち着いてきたら、多少の症状が残っていても、「工夫すればうごける」気持ちを大切に
マットを敷いて、周りを丸めたタオルでガードするなど工夫をしつつ運動の時間を作ってあげます。
よろけながら工夫すれば動ける実感を持つことで、意欲がわき回復に向かっていきます。




闘病中の食事管理
神経症状の前触れや、発症時は食欲不振や胃腸障害がおこる事もあります。食欲、フンの状態を良く観察し、異常があるときには、胃腸の治療も並行しなければいけません。家庭では、歩かなくてもラビットフード、お水、牧草が届くように配置します。
自発的に食べられない時には、流動食を与えなければいけません。

〇発症から数日間、牧草や生野菜なら食べられるようなら無理強いせず食べられるものをあげて下さい。数日たってもフードを食べない場合には、フードの上にすったりんごを乗せたり、好物の生野菜をみじん切りにしたものを乗せたり、自分から食べるように促します。それでもダメだった時、ふやかしたフードをまるめておだんごにします。それでも食べない時、最後の手段が流動食になります。以前はいろんな工夫をして流動食を作りましたが、Doラビットフードを溶かしたものがとても与えやすく、おなかに優しいサポートとしておすすめです。症状に合わせたレシピは流動食ページを近日編集します。
牧草
発症時から症状が落ち着くまでの間は、うさぎさんのそばにいられない時間には柔らかめの牧草を中心にします。
らびチモのように、固さのある1番刈り牧草は倒れたお気に眼球を傷つけてしまう2次災害が多く起こるからです。
治療と並行して、後遺症を残さない配慮も忘れないでください。


 
 
<神経症状の時に役立つアイテム>
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