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うさぎ専門店pet's-club うさぎのうっ滞
  毛球症,うっ滞




うっ滞とは
食欲不振から胃腸の動きが停滞する状態の総称です


原因として
●グルーミング不足
●奥歯の異常(ほんの少しのとんがりでもうっ滞を起こすと言われています)
●換毛や季節の変わり目など、目に見えないストレス
●ホルモンバランスの変化
 生後3~6ヶ月の性成熟期・3歳(大人~更年期)・5歳(更年期~高齢期)は注意が必要
●異物誤嚥(じゅうたん、カーペット、ソファー、カーテン、かじり木など)
 
かじり木はかじって木くずを落とす子は安心ですが、全て飲み込んでしまう子には与えるのをやめましょう。

何が起きているのかを知ろう

まずは、毛に惑わされないで下さい。どんなうさぎさんにも多少の毛球は存在してます。
おかしいな?と、気づいた時=食欲低下が起きていることがほとんどなので、体調不良になる前に食べた物が胃腸に残っています。
この場合、水分補給(動物病院での皮下注射+家庭でのアクアコールでの電解質補給)や一般的なうっ滞の治療で治ってくれることが多いです。

もし、病院に行った時点で胃腸の中がからっぽだったら、今後はもっと早く気付いてあげるようにしましょう。
胃腸がガスでパンパンだった場合は、突然起こりえる為、回復後も再発予防を考えた生活を送りましょう。

心配なのは、本当に内科的治療では取り除けないほどの毛球の塊がある場合と閉塞してしまっている場合です。
グルーミング不足や異物が原因している事も多々あります。
まずは、
うさぎ診れる病院ではなくうさぎ診れる先生に見てもらえるかどうかが重要な場合もあります。

最初にどんなことが起きているのか?下の大げさなイラストを書いて見ました。
毛と食べ物の塊は、健康な状態の時はプカプカ浮いてほぐれているイメージです。
それが、食欲不振や蠕動運動の低下によって、水分が不足し、きゅっと固まってしまいます。
そのため、繊維の豊富な牧草や水分をたっぷりとることで、またほぐれて腸へ流れていきます。


毛球症

下の画像は、重度のうっ滞で摘出された胃の中の内容物です。たくさんの食べ物と毛が絡み合っています。
毛球症

様子を見ないですぐに病院に行く必要があるケース
*寝ている時間を除いて、様子を見てもフンをしていないことが確定している
*耳が冷たい
*お口の周りが紫っぽく見える
*あきらかにうずくまって苦しそうにしている
*体が震えている(=携帯のバイブレーションのような振動)
*後ろ足をぎゅ~っと前に突き出す姿勢を何度もとる
*脱水症状を起こしている(皮をたぐりよせてむくみがあると脱水症状に陥っています)

少し様子を見てから判断するケース
飼い主さんにとって、病院にすぐに連れて行く事=やるべき事をやった。という安心感をもてます。
もちろん、病院で診てもらう事はとても大切なことです。
しかし、うさちゃんにある程度の元気があり、食欲が少し落ちているものの、おいしい牧草や野菜は食べてくれるような時。

真夏の暑さの中で病院に連れて行くよりも、一呼吸置いて、1時間程度家で看病してあげることで復活する場合もあります。
病院に連れて行くストレスと自己治癒力を天秤にかけて判断するしかないのですが、体調不良の時、うさぎはとってもナイーブですから、ストレスも考慮に入れて様子を見れるか緊急なのかも判断できるようになると一番です。

うっ滞の時、pet's-clubの実践法

まずは緊急かを判断します。おなかのはり・むくみ・低体温になっていないか確認。
やさしくお腹をマッサージした時の様子も大事な判断材料です。
①アクアコールで電解質水分補給(2~2.5cc)
②プロポリス・サンタプロン多めに与える(2~2.5cc)
③保温(季節に関係なくおなかの下からパネルヒーターで暖める)
④牧草数種類・おやつてんこもり
 ハーブ系野菜・リーフサラダ・果物少々
       ↓
を並べて、
遊ばせて、30分~1時間様子を見ます。
気付いた時よりも状態が良くなっている場合は、見守ります。

やっぱり「いつもと違う」「おかしい」と感じた時は病院へ行きます。
様子を見るタイミングは、診療時間が鍵になります。
気付いた時が朝の9時なら11時まで様子を見ても午前の診療に間に合うな。という具合に。
診療時間が夜7時までだった場合、気付いた時が6時の時は念のため連れて行きます。
なぜなら、夜間診療でうさぎを診て貰う場合、
当直の先生が交代で勤務しているため、うさぎを診れる先生がいない場合が多いからです。
もうひとつ。横浜では水木が休診の病院が多いことも考慮に入て下さい。

うっ滞は身近でありながら、とても難しい病気です。


 
 

看病中の注意点
うっ滞になっている時、一番必要なのは
水分補給繊維質です。
自力で持ち上がらない時、病院で助けてくれることは?
●水分補給→皮下注射という形に変わります
●お腹の動き→マッサージや運動で足りない分を「プリンペラン」など胃腸を動かすお薬で助けてもらう。
●食欲増進→好物・香草てんこもりでも心が動かない時、「食欲増進剤」がプラスアルファーされます。
●痛み→うっ滞の陰に痛みが原因している場合、「抗生物質」で炎症を抑えたり「痛み止め」で辛さから解放されることがあります。

この中に、
栄養モリモリ。は入っていませんよね!
皆さんの中には経験がある方もいるかもしれませんが、うっ滞の時に、心配で心配で・・・ペレットを必死に口の中に入れてあげたり、大好物だからと麦やクッキーをあげたことはありませんか?
うっ滞の時、普段必要な「栄養もりもり」は胃腸に負担をかけ命取りになることもあります。
うさぎが自分から食べるのは構いません。(喜ばしいことです)なぜなら、ペレットを自分から食べるということは、回復していると言うことだからです。
無理にあげることは絶対禁止事項と覚えておいて下さいね。


注意:流動食(ケアーフードは繊維質豊富でヘルシーです。これは必要なものなので誤解のないように)
うっ滞の時は、とにかく繊維が一番のお薬です。いつもの牧草だけでなく、数種類の牧草を買ってあげてください。

回復までの間の注意点
原因がなんであれ、うっ滞から元気に戻る過程で「心配病」が出てしまうことがあります。
最初に出始めるフンが、動揺を招きます。
しばらく動いていなかった胃腸が働き始める時、下記のいずれかのパターンから始まります。
・ゴマ粒より小さな硬いツブツブのフン
・どろっとした形のない盲腸フン
・大きかったり小さかったり、いびつな形
・たくさんの毛が混じるフン
これを、大変だ~!!となり、またまた病院へ戻ってしまうケースが多いのです
具合が悪かったのですから、どんな形状でもまずはフンが出たことを喜んであげて下さい。
そして、回復しようとしている最中で病院に行ってしまうと、ストレスで逆戻りになってしまいます。
出始めた事を喜び、少しでも食べてくれるものを探して、ちょこちょこ水分補給。
そして、フンは出たけれどまだまだ少ない場合は、流動食又は手作りだんごを続けて下さい。

その上で、一度は出たフンだけれど・・・その後全く出ない場合や、自分からは一切食べない場合は病院で治療を受けてください。
水溶性の下痢や粘膜便の場合は病院へ言って下さい。

うっ滞は、少なくとも1週間前後の戦いを覚悟する必要があります。
また、せっかく元気になったと思ったら、1週間~10日で同じ状態に戻ってしまう場合は大きな毛球が原因している
「毛球症」の場合が多いことを覚えておいてください。内科的治療が主流になっていますが、何度も繰り返すたびに体力が消耗し最悪の事態になるよりも、体力があるうちに手術で取り除く事ですっかり元気になるケースもあるため、うさちゃんの状態をよく把握して、先生と充分相談して下さい。

予防
日ごろから、うさちゃんの体を触り、特にお腹の感触を知っておいて欲しいです。
うっ滞になった時、
いつもと違う事を感じとる感覚が大切です。換毛が激しいと感じる時。気圧や温湿度の変化が激しい時。
こんな時は、牧草を多めにあげて、たくさん遊ばせることが一番です。
単純に見えるかもしれませんが、単純な管理こそ最高の予防です。
穏やかな日常は、栄養をしっかり与え、体力を付けてあげてください。強い体は、元気な時に作るものです。
基礎体力がない子がうっ滞になると、あっという間にげっそりと痩せてしまいます。
牧草だけ・野菜だけ・ペレットだけ
偏った育て方をせず、バランスよく食の楽しみと心の楽しみを感じられる日々を過ごさせてあげられれば、100点満点です

 
  うっ滞の治療をしても治らない。SOSの時
エンセファリトゾーン=Ez
ほとんどのうさぎはキャリアと言われています。
あらゆる角度から攻めてくるEzですが、斜頚や眼振という代表的な発症にとらわれてしまいがちです。
けれど、Ezの発症の形として、食欲不振だけが出ることもあるかもしれない・・・と考えたブリーダーがいました。
なぜなら、うっ滞の治療や看護を万全にしても一向に回復がみられない。
けれど、関わったうさぎ達には
ものすごく元気という共通点が見られたそうです。
元気に遊ぶし、全然辛そうじゃない。なのに、数日間絶食状態でフンも全く出ない。
そういううさぎと関わったことがある方いらっしゃいますか?
私は、出身地(生まれたショップ)に関わらず、数多くのこのパターンに出会っています。
昔は、飼い主さんの心配しすぎではないか?と思ったこともありました。
けれど、3日目。4日目になると、完全に胃腸の動きがストップしているため最後にはガスが溜まり、危篤状態に陥ります。

そのようなうさぎと関わったブリーダーは、あるときふと閃き、EZの薬が効くかもしれないと思って、わらにもすがる思いで試してもらったそうです。
すると、投薬から数時間で、何事もなかったかのように食べだし、フンもしたそうです。
その話を聞いて、元気なのに絶食状態といううさぎの飼い主さんには、そのお話をしてこれまでに少なくとも数十頭のうさぎが、完全復活しました。
Ezの投薬は、全てのケースで1回のみだそうです。(1回で効かなければやはり原因は別にあると考えた方が良いのかもしれません)
もうひとつの共通点として、プロポリスもしくはメイプルシロップでお薬を溶かしています。
糖分が効いたのか、お薬が効いたのか、はっきりと断言することが出来ません。
また、一部のうさちゃんは、通常の「うっ滞」時の治療(皮下注射・プリンペランやぺリアクチン)と同時にEzのお薬を飲んで復活した子もいるので、どちらが効いたかは判明しないケースも含まれます。
動物病院で、「うっ滞」の症状なのに「EZ」の薬を・・・とお願いしても、聞いてもらえない事が多いと思います。けれど、実際にそれで助かった子達がいるのは事実なので
元気いっぱいなのに絶食状態でフンが全く出ない子がEZのお薬で回復している話をしてみて下さい。
本来、「うっ滞」なのに「元気」であることは普通ではないので、Ezを知っている先生ならあり得るかも・・・と思ってくれるかもしれません。

皆さんの経験とうさちゃんの回復が未来に繋がればと願っています。



うさぎさんの診療経験のない動物病院しかない地域にお住まいの飼い主さまへ。
先生が耳を傾けて下さるようでしたら、pet's-clubで経験した投薬データを差し上げますので、お気軽にお電話下さい。

また、重症の場合はアドバイスして下さる動物病院を紹介させていただきます。あきらめずに頑張って下さい。



<絶対必須の救急セット>
ケアフード

アクアコール

保温グッズ

2.5ccシリンジ

<早期回復を願って「出来れば持っていてほしい」アイテム>
プロポリス
リプランベビー
 
CHOKIREI
 
ビオネルジー