介護食とは?では、介護食についての基礎知識と心構えを学びました。 突然の体調不良により何かを食べさせなければいけなくなった時、まずは手作りだんごを試すんでしたね。 あの手この手を試しても食べてくれないとき、流動食で今を乗り切るための栄養を与え、なんとか胃腸を動かすきっかけを作っていきましょう。 |
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動物病院での治療やお薬がすぐに聞いてくれるかもしれません。 1回目の流動食は、おなかが動き始めるきっかけづくりだと思って下さい。 いきなり、がつんとたくさん与えてしまうと、自分から食べ始めるきっかけを失いかねません。 粉 対 水分 の割合は 1 : 2 = 固め 1 : 2.5= ふつう 1 : 3 = やわらかめ を目安に調整して下さい。なお、ケアフードをお使いの場合、水分と混ぜてから1~2分おいて頂くとよりなめらかな混ざり具合になります。 シンプルレシピ→あまり喜びません。。。 ケアフード 小さじ1/2(約2.5cc) お水 小さじ1杯(5cc) おいしさプラスαレシピ ケアフード 小さじ1/2 お水 2.5cc りんごしぼり汁 2.5cc pet's-club 元気100倍レシピ 最初にケアフード&やずやの青汁&リプランベビーをふるった粉を混ぜたものを準備しておきます。 上記ブレンド 小さじ1/2 お水 1.5cc サンタプロン(プロポリス) 1cc 上記を良く混ぜ完成した流動食、おおよそ7.5cc(お薬用の2.5ccのシリンジで3本分)を与えます。 ↓ 流動食を与えた後は、1~2cc、少量で良いので、お水を飲ませます。 口の中に流動食が残らないよう、さっぱりさせてあげます。 動画 流動食の作り方 動画 流動食の与え方 流動食を与えた後は、胃腸が動き出し、フンが出ることを祈って、しばらくは様子を見ます。 過度に様子を見すぎて、何度も口元に食べ物を運びすぎてもストレスになります。 5~6時間見守っている間にフンが出てくれた場合 最初に出始めるフンはいびつだったり、小さいかもしれません。 しかし、フンが出るという事は、閉塞は起こしていないという事ですから一安心です。 もし、牧草や野菜などを食べ始めた場合は様子を見ます。(さらなる介護食は与えない) フンは出ているけれど、食欲は戻らない場合は2回目以降の流動食サポートを続けます。 1回目の流動食を与えた後、食欲も戻らないし、フンも一粒も出ないような場合 胃腸障害が悪化している事が考えられるため、もう一度動物病院へ連れて行き、経過を見てもらいましょう。 |
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うさぎさんの体調によって、さじ加減が必要ですので、ご心配な方はお電話でご相談ください。 一般的なサポートをご紹介します。 食欲が戻らず、流動食だけが栄養源となっている場合 1日30cc~45ccを目安に、2~3回に分けて強制給餌します。 少しだけ自分から食べる様子が見られる場合 1日10~20ccを目安に少なめに与えます 1日2回で与える場合 朝と夕方目覚めたときが理想です。 ある程度食べてくれる状態であれば、給餌回数が少ないほうがストレス軽減になります。 1日3回で与える場合 朝、夕方、夜遅い時間 と、間隔をあけてあげて下さい。 一回量をたくさん食べられない(または上手に与えられない)場合は、給餌回数を増やして あげるほうがストレス軽減になります。 1日30ccを目安にするメリット 1日の栄養はなんとか補える量です。 空腹感が残るので、牧草やお野菜など、自分から食べ始めるきっかけを残すことが出来ます。 1日45ccにするメリット 寝たきりで、食べたくても食べられないうさぎさんの場合、しっかりと食欲を満たしてあげることが 出来ます。胃腸が健康であれば、45ccの流動食を与えていても、口元へ運んであげれば、牧草や お野菜も食べてくれる場合もあります。 このようなうさぎさんの場合、手作りお団子へ移行出来るようにチャレンジしてみましょう! |
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うっ滞(胃腸障害)での流動食サポートは、通常1~2回のサポートで、自然と体調は戻り、自分から食べ始めるという回復に向かうのが普通です。そうでない場合は、より慎重に、獣医師に相談しながらサポートして下さい。 閉塞からの生還の場合や、重度の毛球症からの回復期を支える場合などは、1週間~1か月など、長期戦になる場合があります。流動食(強制給餌)は、短期的なサポートとして、卒業を目指して下さい。 ときおり、流動力を与えることがあたりまえの日課となり、「うさぎさんのために私はこんなに頑張っている」という満足感から、卒業のチャンスを失うケースがあります。 少し食べ始めたら、流動食の量を減らす。 少し食べ始めたら、手作りおだんごに移行し、自分から食べる気持ちを盛り上げてあげる 大切なのは、与え続ける事ではなく、うさちゃんが自分から食べ始めるようにしてあげることです。 どうか、介護の根底を見直し、自立を目指すことの大切さを忘れないで下さいね。 |
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うっ滞(胃腸障害)の場合 胃腸の調子が悪い場合でも、牧草を食べてフンが出ている場合は、そもそも流動食は必要ありません。 うさぎさん自身で調整している可能性も大きいからです。 数日様子を見ても、ラビットフードだけは食べないような場合は、改めて動物病院に行き、胃腸だけではなく 臼歯が伸びていないか、他に原因がないかを診てもらいましょう。 異常が見つけられないまま、フードを食べない日々が続くようであれば、セカンドオピニオンに連れていくなど 行動を起こしましょう。 その上で、長期的にフードを食べないと、体力が落ちてくるため、手作りだんごを作ってみて、それでもダメな 時、流動食のサポートをしてあげて下さい。 寝たきりなどで、胃腸は元気だけれどラビットフードを食べられない場合 ラビットフードを食べやすい位置に設置するなど工夫をします。それでも、フードにたどりつけない、食べたくても食べられないうさぎさんには長期的なサポートが必要となります。 このような場合は、ラビットフードを口元に運んであげたり、ラビットフードをふやかして与えるよりも、ケアフードの方が、体にやさしく消化吸収に優れ、体力の維持に役立ちます。 ケアフードの手作りだんごが理想の食生活になります。 慣れるまでの間のサポートとして流動食を与えましょう。 |