さまざまな理由でラビットフードや、牧草が自力では食べられなくなってしまったうさぎさん達の命と、生きる喜びを取り戻すための介護食についてご紹介します。 |
|||||||||||||||||||||||||||
やわらかくした食べ物=介護食 と思っていませんか? フードをふやかしたものとケアフードは全く異なる食べ物です。
ふやかしても、とんかつ定食はとんかつ定食です。体調が悪い時にはケアフードでサポートしてあげましょう。 |
|||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
急に食欲が低下した場合、すぐにうさぎを診察できる動物病院へ行って下さい。 食欲不振の原因と今後のアドバイスを受けて下さい。 ・お薬だけのませて様子を見たほうが良いのか ・まったく食べない時、食べさせる努力をして良いのか 胃腸の動きが完全にストップしていたり、閉塞、鼓脹症などの場合は、お薬の効果を待つほうが良い場合もあります。症状の深刻度によって変わってくるため、獣医師に「食べさせてよいか」必ず確認をして下さい。 しかし、 ・胃腸の動きが少し弱くなっている ・術後の痛みで食べられない ・怪我の痛みや、歯が痛いなど、胃腸とは関係ない理由で食べることが出来ない このような場合は、何も食べないままだとますます悪化します。 食べることは生きること。 食べることで胃腸が動き出す。 なれない強制給餌は大変でしょうが、うさぎさんが自分から食べ始めるまでの数日間、是非頑張ってください! |
|||||||||||||||||||||||||||
ラビットフード、牧草、おやつなど、いつもは喜ぶメインの食事に見向きもしない時。 食べない→強制給餌と、すぐに決めつけないで下記を試してみてください。 動物病院で診察を受けていることを前提としています。(皮下注射(補液)や投薬など) ①保温 ②アクアコール(電解質水分)の準備 設置したアクアコールにも全く口をつけない場合、2ccを目安にシリンジから飲ませる。 (胃に水分が流れることをきっかけに、改善がみられることがあります) ③新鮮なお野菜やフルーツ、やわらかくて香りの良い牧草をうさぎさんの周りに並べて置く。 ④牧草のあげかたを、床に置いてみる、短くカットするなど、工夫。 ⑤しばらく様子を見る(30分~1時間) ↓ 様子を見ても、何も口にしてくれない時、はじめて介護食のサポートに向けて動き出します ↓ ★まずは、おだんごを作ってみる ↓ しばらく待っても全く口にしない。食べてくれない時 ↓ ★流動食(強制給餌)を作ってみる もうひとつ、大切なこと。 骨折や神経症状のトラブル、術後を除いて、 × 病気だからそっとしておく、ケージの中で安静にさせるのは、余計に蠕動運動が弱くなっていきます。 もし、うさぎさんが動いてくれるなら ○ 遊び場に出して、リフレッシュさせてみてください。 食べなくても、フンが出なくても、少しでも体を動かすことが、きっかけとなります。 |
|||||||||||||||||||||||||||
●うさぎと暮らす32号 「みんなで目指そうご長寿うさぎ」pet's-club監修 「ご長寿うさぎのお宅訪問」pet's-clubに毎月通って下さった飼い主さまとうさちゃん(ぼんちゃん&まぐろくん)の介護生活 ●うさぎと暮らす46号(2012年11月19日発売) 「うさぎのシニアLife」P31~P33 介護の情報提供しています。参考にご覧ください。 マガジンランド 1300円 |